快適な睡眠にかかせない枕。
枕カバーをしていても寝ている間の汗や皮脂が枕に染み込んでしまっているという事実をご存知ですか?
寝具のお手入れはしていても枕のお手入れって意外と見落としがちですよね。
枕カバーをこまめに洗濯していても、枕自体はお手入れしていないという方も多いのではないでしょうか。
そういえば、学生の時に修学旅行で枕投げをしたらホコリが舞って、なんだか身体中が痒くなったような…。
そんな思いを自宅でするのは嫌ですよね。
今回は枕のクリーニング料金の相場と家でできる洗い方や、お手入れの方法を紹介します。
特に汗をかきやすい夏の終わりにクリーニングに出してみるのはいかがでしょうか?
目次
枕のクリーニング料金の相場は?

枕のクリーニング料金の相場は1,000円〜2,000円です。
クリーニングの仕上がりまでの期間は2週間ほどかかります。
実は枕はとっても繊細で型崩れを起こしやすいのです。
そのため丁寧に洗いしっかりと乾燥させなくてはならないので、洋服などのクリーニングに比べて少し時間がかかります。
特殊な素材を使っている枕だと、場合によっては1ヶ月ほどかかることも。
枕をクリーニングする頻度は半年〜1年に1度が目安です。
クリーニングに出している間は来客用の布団の枕などで対応すると良いかもしれません。
ちなみに私は枕2つとクッション、抱き枕の計4つに囲まれながら寝ているのでどの順番でお手入れをしようかと考えています。


クリーニングができる枕とできない枕

全ての枕が洗えるというわけではありません。
クリーニング不可の枕をクリーニング店に持って行ってももちろん断られてしまいます。
クリーニングしてもらえないならば家で洗おう!と思った方、考え直してください。
洗えない素材の枕を洗ってしまうと、品質が著しく低下してしまう恐れがあります。
また、しっかり乾燥できないことが原因でカビてしまうことも…。
せっかく清潔にしようとしたのに、枕が使えなくなってしまうのは悲しいですよね。
お持ちの枕が洗える素材のものかどうかしっかりと確認をしてから枕のお手入れをしましょう。
以下では一般的に洗える枕・洗えない枕それぞれの素材を紹介します。
紹介するものはこの素材なら洗えるものが多いというものです。
実際にクリーニングに出す際や、自宅で洗う際には、自身でしっかりと枕の洗濯表示を確認してください。
洗濯表示についてはこちらの記事をぜひ参考にしてみてください!
新洗濯表示マークやタグの見方は?意味を理解して正しく洗おう。
洗える枕の素材
- ポリエステルわた
- ビーズ
- パイプ
- マルコビーンズ
- 羽根
(上記の素材でも洗えないものがあるので洗濯表示を必ずご確認ください)
洗えない素材
- そば殻
- ウレタンフォーム
- 羽毛
低反発枕・高反発枕は洗えるの?
枕にこだわりのある人に特に人気の低反発枕・高反発枕。
この2つの枕の素材はウレタンフォームを使っていることがほとんどです。
ウレタンフォームはとても水に弱い素材のため洗濯はできません。
水洗いしてしまうとボロボロになってしまうことも……。
枕の購入を考えている方はお手入れのしやすさを1つの基準にするのも良さそうですね。

家でできる枕の洗い方・黄ばみの取り方

洗濯機で洗える枕のお手入れ方法
(ポリエステルわた・パイプ・マルコビーンズなど)
- まずは洗濯表示を確認して洗えるかどうかの確認をしっかりしましょう!
- 枕カバーを外し、洗濯ネットに入れて洗濯機へ
- 中性洗剤を入れて弱水流コースで洗濯
- 洗濯終了後、枕の形を整えて風通しの良い場所で干す。
手洗いできる枕のお手入れ方法
(ビーズ・羽根)
- まずは洗濯表示を確認して洗えるかどうかの確認をしっかりしましょう!
- 枕カバーを外す。
- 洗面所、またはお風呂の浴槽にお湯を張って中性洗剤を入れて泡立てる。
- 手洗い→水を交換しながらすすぐ
- 型崩れしない程度に絞って水気を切り、風通しの良い場所で干す。
枕の黄ばみは洗濯によって取ることが出来ます。
枕を自然乾燥させるには、カラッと晴れた日でも2〜3日かかります。
しっかり乾燥させないとことが原因で枕が傷んでしまうこともあるので注意してください。
また乾燥が足りないことで雑菌やカビが繁殖してしまうことも。
枕の洗濯をする際には天気を確認して天気のいい日が続く時に行いましょう。
洗濯できない枕のお手入れ
- 枕カバーを外す。
- 日陰で干す(ウレタンフォーム・羽毛)
天日干し(そば殻)
ウレタンフォームや羽毛は紫外線に弱いため天日干しはせずに日陰で干しましょう。
湿気を飛ばすことでカビ対策に効果的です。
そば殻は天日干しをしてしっかり乾燥させることでカビやダニ対策になります。
日陰干しも、天日干しも半日ほど干しましょう。
お手入れの際に外した枕カバーも洗濯することで直接肌に触れる部分も清潔に保つことができます。
水洗いできない素材の枕は枕カバーをこまめに洗うこと、枕カバーの上からタオルをかけるなどすることで黄ばみ防止にもなります。

枕のにおいの取り方

枕カバーを洗濯する
直接肌に触れる枕カバーは汚れていないように見えても寝ている時の汗や皮脂で汚れています。
洗濯の目安は週に1度。
でも肌に直接触れていると考えると、毎日でも洗濯したいですね。
こまめに洗えるように替えの枕カバーを用意しておくと便利です。
枕を乾燥する
寝ている時の汗を吸収して湿気の溜まりやすい枕は乾燥させることでにおい対策に。
外で干す場合はウレタンフォーム等、紫外線に弱い素材もあるので気をつけてください。
紫外線に弱い素材は日陰で干しましょう。
洗えない枕を使っている場合は干すことでにおい対策にもなるのでぜひこまめに干してください。
私は枕の湿気を取るために、布団乾燥機をかけるときに敷布団と掛け布団の間に枕を入れて一緒に乾燥させています。
枕を洗う
洗える素材の枕をお使いの方は枕を洗いましょう。
洗い方は先ほど紹介したものを参考にしてみてください。
まとめ
枕のクリーニング料金の相場と、自宅でできるお手入れについておさらいしていきましょう。
- 枕のクリーニング相場は1,000円〜2,000円
- 洗濯表示を確認してそれぞれの素材にあったお手入れを
睡眠中、最も顔の近くにある枕。
しっかりとお手入れされた枕で寝たらいい夢がみられそうですね。
より良い睡眠のために、布団のお手入れ方法を紹介している記事もあるので併せて読んでみてください。
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