着物や振袖は着る機会が少なく、1度着たらクリーニングに出すのか迷ったことはありませんか?
洋服なら汚れたらクリーニングに出すというのが一般的です。
でも着物だと、1度着たらクリーニングに出した方がいいのか、クリーニングにどれくらいの期間がかかるのかなど分からないことが多いですよね。
そこで着物や振袖のクリーニング頻度や期間、料金相場がどれくらいなのか調査しました。
これから着物を着る方や着物が汚れてしまった方におすすめの記事です。

目次
クリーニング頻度はどれくらい?

クリーニング頻度は着用後か季節の変わり目に1度以上がおすすめです。
ワンシーズンに何度か着物を着る機会もあるでしょう。
この場合は、目立つ汚れがない限りはシーズン中の1回のクリーニングでも大丈夫です。
それに対して着る頻度が少ない着物や振袖は1度着たらクリーニングに出すことをおすすめします。
なぜなら着物の汚れは長い期間をかけて変質するものが多いからです。
もし1度着てその後何年も汚れが着いたまま保管しておけば、着物トラブルの原因になりかねません。
着物や振袖のクリーニングにかかる期間は?

着物のクリーニング期間は1週間から1ヶ月です。
振袖のクリーニング期間は約1ヶ月です。
振り袖の方がクリーニング期間が長い理由は、着物よりも振り袖の方がデリケートで装飾がたくさんあるためです。
クリーニングに手間がかかるのと同時に、着物よりも振り袖のほうがクリーニング料金が高くなります。

着物や振袖のクリーニング料金相場は約1万円

着物や振袖のクリーニング相場→約1万円
小紋等の普段着着物、訪問着、留袖、振袖の順で値段が高くなることが多いです。
- 普段着着物→普段から着れるようなカジュアルな着物や手入れがしやすいものが多い
- 訪問着→淡い色使いで上半身に柄が入っている着物が多い
- 留袖→大人っぽい色使いで上半身に柄がなく、裾のあたりに華やかな柄が入っている
- 振袖→振りがある袖が特徴の着物で、華やかな柄や装飾があしらわれている
なぜ普段着着物や振袖でクリーニング価格が違うのかと言うと、振袖は普段着着物に比べてデリケートな作りになっていることが多く、様々な装飾をされているためです。
確かに振袖には様々な可愛い装飾がされてますよね。
その分クリーニングの料金が高くなるのなら、仕方が無いという気持ちにもなります。
さらに、着物や振袖の生地によっても値段に差があります。
ポリエステルなどの化学繊維は料金が安く、正絹やシルクは料金が高いです。
なぜならポリエステルなどの化学繊維はクリーニングしやすく、正絹やシルクはクリーニングしにくいからです。
料金一律のクリーニング屋さんでは振袖も普段着着物と同じ料金でクリーニング出来ます。

着物を着た後のお手入れ方法は?

着物を着た後にするべきお手入れ方法をご紹介します。
お手入れをするかしないかで着物を綺麗に保てるかどうか変わります。
お手入れといっても難しいことではないので、是非実践してみてください。
着用後に着物を干す
着用後は着物用に作られたハンガーで着物を干して脱湿しましょう。
着物用ハンガーがなければ大きめのハンガーを使うと型崩れが少なくなります。
もし着用後にそのまま保管してしまうと、カビやシミの原因になります。
おすすめ商品を紹介
使ってみた感想
きものハンガーつる子さんは、ハンガーにしてはお高いんですが、おススメです。
一人で7本買って、一週間のコーデを掛けているヘビーユーザーもいらっしゃいます(^^)— 着物お買い物 (@kimonookaimono) December 3, 2017
着物が汚れていないか確認する
着物にシミや泥汚れ、皮脂汚れがないか確認しましょう。
汚れやすい部位は衿元(えりもと)、胸元(むなもと)、帯の上あたり、裾(すそ)です。
汚れの確認は明るい場所で裏地まで丁寧に行いましょう。
もし汚れを発見したら、迷わずクリーニングに出しましょう。
汚れを放っておけば最終的なシミ抜き料金が高くなる傾向にあります。
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まとめ

着物や振袖のクリーニングの頻度、期間、料金相場について説明しました。
クリーニング頻度について
・よく着る場合はワンシーズンに1回でもOK
・一定期間保管する前には必ずクリーニング
クリーニング期間について
着物は1週間〜1ヶ月、振り袖は約1ヶ月
料金相場は約1万円
着物や振袖は洋服と違って管理やお手入れ方法が分からないことが多いです。
クリーニングにいくらかかるのか、どれくらいの頻度でクリーニングに出せばいいのか分かれば、着物を汚しても心に余裕ができますよね。
綺麗な着物を着て、素敵な姿で過ごすために是非参考にしてみてください。